記憶力の低下で起きる物忘れも閉経による女性ホルモンの減少でひどくなったりします。
女性ホルモンは脳神経細胞の増殖や修復、脳の血流を増加させる上に
抗うつ作用によって痴呆の初期症状も緩和してくれます。
アルツハイマー病では血液中にアミロイドP成分が増え、脳の血管に老人斑のような
アミロイド蛋白が沈着しますが、女性ホルモンは血液中のアミロイドP成分を減少させます。
この様に痴呆にまで発展するアルツハイマー病と女性ホルモンの関係がいろいろ解ってきています。
閉経後、長期間エストロゲンを服用した女性のアルツハイマー型痴呆症になる率は、エストロゲンを服用してない女性よりも、約30〜40%も少ないことはよく知られていることです。
更年期障害の治療で使われた女性ホルモン剤によって、記憶力や計算力がよくなることも知られています。
意外なことですが、男性の方が女性よりもアルツハイマー型痴呆症になる率が、10〜15%程度低いことが確認されています。
これは男性が高齢になると、男性ホルモンのテストステロン(男性ホルモンの一種)がエストロゲンに変化するためだと考えられています。
その反対に女性は、閉経後エストロゲンが激減するためアルツハイマー型痴呆症になる率が高いと考えられています。
女性にとってもっと恐ろしいことですが、閉経後エストロゲンが激減する更年期は、だいたい40代の後半から始まってしまうのです!
しかし人間は恋をすると、体内の性ホルモン量が増加します。
女性の場合だと体内の女性ホルモンの分泌量が増えるので、この女性ホルモンの作用により記憶力を高めてはどうでしょう。
また今までは、男性ホルモンや女性ホルモン、副腎皮質ホルモン
などのステロイドホルモンは、精巣や卵巣、副腎皮質でしか作られていないと考えられていましたが、
これらのステロイドホルモンは大脳の記憶中枢でも作られていることが明らかになってきました。
閉経しても恋をすることは、アルツハイマー型痴呆の改善のためにも必要ですね!
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