閉経を迎える頃の女性は、家庭や社会などの周りの環境が変化してきます。
閉経期の頃は、女性にとって心身ともに激動の時期であり、うつ病の引き金になる原因も多くなります。
子どもの自立、夫とのコミュニケーション不足、夫の退職、近親者の介護、死別を迎えるなど、
40代後半〜50代の女性にとっては、ただでさえ大変な時期なのです。
その上、閉経によるホルモンバランスの変化なども重なって、うつの傾向が強くなることがあります。
このような状態を ひな鳥が巣立っていった後の空の巣に例えて、空の巣(からのす)症候群と呼んでいます。
空の巣症候群は、子育てが終わり子どもが家を巣立っていった頃から、
うつ症状が酷くなって入院した中高年の女性に対して付けられたものです。
子育てを生きがいとしてきた良妻賢母型の専業主婦に多くみられる症状ですが、
特に内向的で近所付き合いなどが少なく、1日中家の中で家事をやるのが好きだという女性に多く発症します。
症状としては、空虚感・自信喪失感などの精神的な症状が主になります。
さらには、更年期障害でもよくみられる頭痛・肩こり・胸苦しさ・吐き気・食欲低下・不眠などといった
いわゆる不定愁訴の症状もみられ、風邪や疲れなどとも間違えられることがあるようです。
こういったことから、なかなか空の巣症候群ということにに気付かないことが多いようです。
しかし、空の巣症候群のうつ状態を放置しておくと、うつ病に発展してしまうこともあります。
うつ状態をそのままにしておくと、うつ病に発展してしまうこともあるため、手当ては早いほうがよいでしょう。
根本的には本人の心の持ちようなのですが、簡単には変われるものではありませんよね。
新しく趣味を開拓することも良いでしょう。
また、心のサポートをしてくれる友人、配偶者の協力が必要になります。
しかし状態が悪いときには医療の力が必要です。
臆せずに、心療内科やメンタルクリニックを受診するようにしましょう。
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