閉経前後の時期には、体のあちこちが痛くなるという症状もよく現れます。
特に閉経の時期あたりの中高年女性が訴える腰痛は、その原因が婦人科の疾患だということも考えられます。
閉経の時期は、がん年齢でもあるということを考えなくてはいけません。
それは腰痛の原因が、子宮がんや卵巣がんの場合もあるからです。
しかし、一番の腰痛の原因は閉経を迎えることによって起きる更年期障害です。
更年期で女性ホルモンのエストロゲンが減少してしまった上に、精神的なストレスが加わって自律神経が失調状態になり、血液の循環が悪くなっていきます。
この骨盤内の血液が停滞してしまう症状を 「骨盤うっ血症候群」といいます。
骨盤内うっ血症候群は、骨盤内の血液の流れが滞ることで腰痛を起こします。
骨盤内うっ血症候群は、閉経を迎える頃の中高年女性だけばかりではなく、若い女性にも起きてよく生理痛と間違えられます。
長時間立ちっぱなしだったり、座りっぱなしのままでいると、骨盤内の血流がうっ滞して下腹部の痛みが起きます。
女性は骨盤内に卵巣や子宮といった臓器を持つために、血管が多く存在しています。
そのため長時間じっとしていたりして、骨盤内の静脈がうっ血してしまうことにより静脈瘤が出来るのです。
また、出産経験のある女性は、骨盤のずれからホルモンバランスをくずしてしまい、それが一定の年令を過ぎると症状として出てくるということもあるようです。
さらには閉経によってエストロゲンという卵胞ホルモンの分泌が少なくなってくると、老化による筋力の低下と合わさってこれもまた腰痛の原因になります。
整形外科で異常がないと診断されたり、他にこれといった原因となる疾患がないのに腰痛がよくならないときは、念のため更年期外来のある産婦人科を受診することをお勧めします。
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