たばこを吸うと閉経が早くなる
たばこを吸う人は、吸わない人に比べて、1〜2年閉経が早くなるという報告があります。
さらに、たばこを吸っていると卵巣機能が老化して、早発閉経という月経が早くなくなる症状を起こすこともあります。
30代で閉経してしまう可能性は、喫煙する女性は吸わない女性の約2倍であるとも言われています。
閉経が早くなるということは、更年期障害の発症も早くなるとも言えます。
たばこの煙は卵巣の生殖機能を低下させて卵子の老化をも早め、喫煙する女性は不妊症になるリスクが高くなるのです。
閉経によって、女性ホルモンのエストロゲンが低下してくると、肌にはりが無くなり、シワが出来やすくなってきます。
エストロゲンというホルモンは、コラーゲンを作るよう促す働きをもつホルモンで、肌のツヤ・ボディライン・髪の毛・骨・血管の若さなどに影響を及ぼします。
エストロゲンの割合が低下すると、男性ホルモンの割合が大きくなってしまい女性らしさも失われていきます。
また、エストロゲンの分泌量が急速に減少することで、骨吸収が異常に高まり、骨形成が追いつかなくなります。
つまり、骨吸収によって溶けてしまった部分を新しい骨で埋めるのが間に合わなくなり、スカスカの骨になるのです。
このように骨の密度が低下し、骨粗鬆症になりやすくなります。
骨吸収が早く進むということは、顔や全身の骨格の老化も促進されて、実年齢よりも老けてみられることになってしまいます。
美と若さを求める女性にとって喫煙は、全くもって百害あって一理無しの悪習慣です。
プレ更年期って?
更年期とは、閉経前後の約10年間の時期をさします。
その更年期の前段階の時期は「プレ更年期」と呼ばれています。
このプレ更年期の症状は、30才代後半〜40才前半頃に起こることが多いのですが、
早くも30才代前半や20才代の女性が更年期の症状に悩まされていることもあります。
でも、このプレ更年期の症状を更年期障害だと勘違いして焦らないでくださいね。
確かにこの30才代後半〜40才代では卵巣の機能が徐々に衰え始めますが、
まだまだ卵巣が老化するという年代ではありません。
プレ更年期の原因は卵巣機能の老化ではなく、多くがストレスによる自律神経失調症です。
更年期もプレ更年期も、女性の体に重大な影響を及ぼす女性ホルモンの分泌量が変化して起きる
というのは同じなのですが、女性ホルモンを変化させるもとの原因が違うのです。
現代の女性達は、ライフスタイルの変化などにともなって
毎日の生活の中で強いストレスを感じていたり、過労や睡眠不足が続いていたり
食事が不規則で栄養バランスが悪いなどのストレスが知らず知らずのうちに重なって
自律神経のバランスが乱れ、体と心にさまざまな不調が起こってきます。
また現代の女性は、晩婚化や出産が少子化のために卵巣を休ませずに働き続けさせているので
若いうちから卵巣機能が低下する傾向があります。
昔の女性は早くから子供を数人産む場合が多く、生涯の月経の回数は
現代よりも遥かに少なかったのです。
プレ更年期の場合、更年期障害のようにホルモンを補充する治療を行っても症状は改善しません。
治療としては婦人科で、低用量ピルや漢方薬などを処方されますが、
もとの原因となっているストレスを取り除かない限り、症状の解消にはならないのです。
ただ、症状の原因がプレ更年期ではなく、甲状腺の病気や血液の病気など
他の病気の可能性も考えられますので、自己判断をしないで
他に病気が隠されていないかどうか、ぜひ検査を受けて下さいね。
早発閉経でも、妊娠の確率0%ではありませんよ
早発閉経は、まだ閉経年齢にならない20才代、30才代で、
卵巣年齢が閉経年齢に達してしまっている状態の若年性閉経です。
卵巣の中には将来排卵する卵子があるのですが、その卵子が若くして無くなってしまうか、
卵子があっても卵の発育が障害されて卵巣機能がないことをいいます。
まだ若いのに月経が不順になったり、月経が長く来ない
そのまま閉経してしまうということもあります。
なかには原発性無月経といって、月経が一回も来ないという方もいらっしゃいます。
年齢的には、43才未満で月経が無くなることをいい
特に35才以降に多いといわれています。
若い女性がダイエットやストレスが重なって、しばらく月経が無いことがありますが、
普通、この場合には卵巣の中に卵子があります。
早発閉経なのかどうなのかは、血液中のホルモン検査をすると判ります。
原因は不明なことが多いのですが、原因として考えられているものは、
染色体の異常、卵巣の放射線被爆、抗ガン剤による卵巣障害、自己免疫疾患があります。
症状は、卵巣機能がなくなり女性ホルモンが欠落するので、
女性ホルモン欠乏症状が現れます。
更年期障害と同じ様な症状、骨粗しょう症、生殖器の萎縮、
それに伴う性交痛、皮膚・髪の衰え、などです。
月経の回復や妊娠は、自然に回復して月経が再開することもないわけではありません。
大変辛いことですが、多くの研究結果では、妊娠の確率はきわめて低く
排卵、月経が回復するのかの予知は困難です。
しかし管理人である私は、
2年前悪性リンパ腫の治療のため大量の抗がん剤を投与する治療を約1年間受けて、
45才で閉経してしまいましたが、閉経していてもおかしくない年齢にも拘わらず
その後のホルモン補充療法で現在、月経が再開しております。(偽月経だったらごめんなさい。)
きっとあなたは私よりもお若い女性のはずです、
希望を捨てないで治療をしてみてください!
妊娠の可能性はかなり低いですが、可能性が無いわけではありません。
月経が来なくなります
閉経はどういうふうに起きるのでしょうか。
閉経は、卵胞の閉鎖による卵巣機能の低下によって起こります。
そもそも新生児の卵巣には,左右合わせて約40万個以上の一次卵胞があります。
ところが思春期から閉経まで、完全に発育を終えて排卵される
卵胞の数は、そのうちのたった240個ほどなのです。
その他のものは、全てが卵胞閉鎖によって発達の途中で退化してしまいます。
卵胞閉鎖は、卵胞上皮細胞が基底膜から離れて起こったり、
卵細胞の核が濃縮し、細胞死(アポトーシス)したりします。
このように卵胞の閉鎖は、排卵で卵が使われたためだけでなく、
遺伝子に組み込まれたプログラムである生物時計によって行われます。
閉経期を迎えると、卵巣の老化によって卵胞の反応性が悪くなり
途中で発育が停止したことで閉鎖します。
このため更年期出血という機能性出血を起こすようになりますが
不規則な出血は必ずしも更年期出血であるとは限りませんので
念のため、子宮体癌の検査を受けておいた方が良いでしょう。
だんだんと卵胞の発育に多くの日数を要するようになって
月経が来たり来なかったりする様になります。
ついには丸1年以上月経が来なくなり、閉経と判断されます。
卵胞数の減少と反応性の低下が進んで、卵胞の発育が全くなくなります。
また卵巣からの卵胞ホルモン(エストラゲン)と
排卵も起こらず黄体が形成されないので黄体ホルモン(プロゲステロン)も
分泌が著しく減少し、ホルモン血中濃度が変化し
内分泌系全体に大きく影響していきます。
反面、脳下垂体からは卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体化ホルモン(LH)が、
卵巣に喝!を入れようと、たくさん分泌されます。
したがって血液検査でFSH・LHとエストロゲン・プロゲステロンを測定すれば
その人が閉経期でどの時期にいるのかが判ります。
閉経前後の体の不調は まず産婦人科へ!
一般的に女性は50才前後で閉経を迎えます。
閉経とは、月経血量が減少する、排卵が無くなる、黄体期が短縮するなどの
卵巣機能の低下が起こり、月経が永久的に停止することです。
この時期は、女性ホルモンの分泌が一気に減少することでホルモンバランスが乱れ
女性の体に色々な症状が現れてきます。
閉経前後のこの時期の女性は、
閉経によって産婦人科とは関係なくなってしまうのではなく
むしろ一層、産婦人科を受診する事が必要になります。
閉経をはさんだ前後の閉経期には、
子宮癌や子宮筋腫による不正出血が起こりやすいのです。
月経が不順であったり、閉経したはずなのに不正出血がある場合には
積極的に産婦人科で検査を受けることをお奨めします。
また、閉経による女性ホルモンの減少が原因となる骨粗鬆症、
コレステロール上昇による脳卒中や心筋梗塞のような成人病、
ほてり、発汗異常などの更年期障害、子宮頚癌や子宮体癌
なども心配されるようになってきます。
この中で、他の病気と間違えてしまいやすいのが
更年期障害です。
更年期障害は、女性ホルモンが作用している全身に症状が現れますので
耳鼻咽喉科とか精神科とかなどの別な病気と間違えがちです。
更年期障害の症状は人によって違い、
症状がはっきりしない不定愁訴(ふていしゅうそ)の方も多くみられます。
閉経前後の女性は、なんとなく変だ、何かいつもと違う
という様な症状があれば
いちどは産婦人科で診てもらう様にして下さい。
正常な閉経とはどんなものなのでしょうか?
閉経とは、「卵巣における卵胞の消失による永久的な月経の停止」であると
WHO(国連世界保健機関)は定義しています。
45才以上の女性で丸1年間以上月経がなければ、卵巣が働いていないと考えられ
閉経したと判断されます。
それは、1年以内の無月経では再開することがありますが、
1年以上の無月経での場合、再開することがあまり無いため
閉経と判断されています。
閉経時期を迎えた女性の体では、
卵巣から出されるエストラゲンとプロゲステロンという
ホルモンの分泌が著しく減少してきます。
ホルモン分泌の減少のため、月経は不規則になり、やがて閉経します。
9割くらいの方が45才から55才の間に 閉経を迎え
そして56才でほぼ全員が閉経します。
このように日本人の平均閉経年齢は50才前後で、
45才から56才での閉経であれば正常範囲内だとされています。
閉経した多くの方は、
閉経の10年くらい前の40代の頃から月経の周期が不順になり始めています。
月経の周期が不順だといっても、43才未満で閉経する場合だと
早発閉経と考えられ、卵巣機能不全として治療の対象になります。
逆に55才以降になってから閉経する場合は、晩発閉経と呼ばれています。
閉経は、出産する能力がなくなるというだけでなく、
ホルモン血中濃度が変化して、内分泌系全体に影響を与えます。
内分泌系とは、成長、代謝、生殖をつかさどるシステムのことです。
閉経期のホルモン血中濃度の減少は乳房、膣、骨、血管、胃管、
尿道、皮膚に影響を与えます。
閉経では、生理が無くなる以外に、様々な症状が起きる女性が多く
これを更年期症状と呼んでいます。

