更年期は、閉経を挟んで前の5年の閉経前期と
後の5年の閉経後期を指しています。
人によりこの更年期の症状は違ってきます。
症状が現れなかったり軽い症状しかみられない人もあれば、
重い症状に苦しんだり、その中間の程度の人もいます。
その症状が強くて仕事や家事に支障をきたす場合を更年期障害といいます。
閉経前後の更年期症状は、閉経が近づくにつれ、
ホルモンの濃度が大きく変動するために起こると考えられています。
更年期の症状としては月経不順がみられ、
月経周期が短くなったり、逆に長くなったりします。
月経の期間や重さにも変化が現れることがあり
閉経だと思うくらい何カ月も月経が途絶えたかと思うと
また規則的になることもあります。
閉経になるまで定期的な月経が続く人もあります。
ほてりやのぼせといった症状はホットフラッシュとも呼ばれ、
多くの女性が経験する自律神経失調症状です。
ホットフラッシュは、1年以上にわたって起こす人が多く
その中でも半数近くの女性に5年以上この症状が続きます。
ホットフラッシュの原因ははっきりとはわかっていませんが、
ホルモン濃度の急激な変動に関係し
皮膚の表面に近くの血管が拡張するために起こると考えられています。
この熱さを東洋医学では「骨蒸潮熱」と表現しています。
ホットフラッシュの症状は「骨髄から蒸して沸き立つような熱さ」だということです。
ホットフラッシュは30秒から5分くらいの間続き
その後に悪寒を感じることもあります。
血管が拡張して血流が増えるため、大量に汗をかく人もいます。
ほてりによる寝汗が睡眠を妨げ、睡眠不足で疲れたり、いらいらする人もいますが
この症状が現れない女性にも睡眠障害はよくみられます。
閉経期前後の更年期にみられる症状としては
気分の変動、うつ、刺激に対する過敏性、不安、神経質、不眠、集中力低下、頭痛、疲労
めまい、しびれ、動悸などもあります。
これらの症状はエストロゲン濃度の低下と関連していると考えられますが、
正確には明らかになっていません。
更年期の症状は不快なものですが、その多くは閉経以降は頻度も強さも低下していきます。
しかし閉経でエストロゲンが減少したことで引き起こされている合併症は、
治療をしないで放置していると進行します。
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